宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/15 --- ---
12/14 --- ---
12/13 --- ---

黒点 12/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:40 340 +0.7
-2 h 341 -1.5
-4 h 332 +0.4
-6 h 330 +1.0
-8 h 342 +0.4
-10 h 340 +1.6
-12 h 360 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -13 10/ 8
-2 h -12 6/ 3
-4 h -11 7/ 2
-6 h -12 6/ 3
-8 h -11 9/ 3
-10 h -12 7/ 4
-12 h -13 10/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
12/15 0.5 5x10^2
12/14 0.5 6x10^2
12/13 0.6 9x10^2
12/12 0.6 9x10^2
12/11 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/12/10 09:23 太陽風は低速になり、磁気圏は静穏です。太陽に磁場の強まりが見えています。
2008/12/11 09:19 24期の黒点群が、南半球に出現しました。低速の太陽風が続き、磁気圏も概ね静穏です。
2008/12/12 09:28 C1.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は通常の速度に上がっています。
2008/12/13 13:50 太陽風の速度は上がっています(460km/秒)。1009黒点群は西に没しました。
2008/12/14 11:29 太陽風は通常の速度に戻り、磁気圏はたいへん静穏です。
最新のニュース

2008/12/15 12:43 更新
太陽風の速度は340km/秒に下がり、低速風に戻っています。1週間ほど静穏かもしれません。

担当 篠原

今日の夕方より、観測のためエジプトへ出かけます。
そのため、明日から24日まで更新が不定期になります。
どうぞご了承ください。
今回は、更新の機会がだいぶ少ないのではないかと思います。


太陽風は、速度が340km/秒まで下がり、すっかり低速風になっています。
磁場強度も3nTと弱めで、穏やかな太陽風です。

このため、磁気圏はとても静穏です。
AE指数には全く変化が見られません。


27日周期の図を見てください。
次の太陽風の乱れは、11月25日以降の高速風。
今周期は、12月22日以降にやってくると予想されます。

私は帰国前ですので、この頃はニュースの更新ができないかもしれません。
高速風の立ち上がりに、オーロラはより活発に活動します。
ライブカメラにも注目してください。
高速風は5日ほど続きそうです。

発生源のコロナホールは、SOHO EIT195の東端に微かに見えています。
STEREOで先回りすると、コロナホールは、前周期よりも広がっているかもしれません。
もう3日ほど経ったら、27日前の写真と比較してみてください。
広がっているとすると、回帰する高速風にも変化が見られるかもしれません。


また、SOHO EIT195では、北極から南へ向かって淡いコロナホールが伸びています。
緯度が高いので、地球へ影響は及びにくいと思いますが、
明後日ころの太陽風の変化に注目してください。


太陽は無黒点で静穏です。





SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。15日12時半(世界時15日3時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。