宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/12/12 09:28 更新 C1.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は通常の速度に上がっています。 担当 篠原 太陽の南西端(右下)に出現した1009黒点群は、 その後、フレア活動を起こす様になりました。 そして、11日18時半(世界時11日9時半)にC1.4の小規模フレアが発生しました。 また、11日20時半(世界時11日11時半)には、B9.6の小さなフレアが起きています。 Cクラスのフレアは、11月3日以来、40日ぶりです。 前回は、北半球の第24期黒点初のCクラスフレアでしたが、 それに続いて、南半球における第24期黒点初のCクラスフレアとなりました。 フレアの継続時間が短かったため、 GOESのX線グラフでは、フレアはCクラスの線に達していません。 最も高く見えている山は、本当はC1.4のフレアです。 強まったフレア活動は、半日ほどで落ち着き、 現在は、小さな変化に留まっています。 SOHOの可視光写真を見ると、黒点群は昨日と大きな変化はなく、 発達は止まっていると見られます。 引き続き、Cクラスのフレアが発生する可能性があるという程度でしょう。 太陽風は、磁場強度が5nTをやや超えるレベルに高まっていましたが、 それに合わせて、速度が若干上昇し、400km/秒と通常の速度レベルを回復しています。 今日から明日にかけて、小規模の高速風が回帰して来ると予想していますが、 この後、太陽風はどのように変化するでしょうか。 引き続き、磁場強度、速度に注目してください。 太陽風の変化が小さかったため、現在の磁気圏活動は、概ね静穏です。 これから、高速風の回帰とともに、ある程度活発化する可能性があります。 SOHOによる太陽の可視光写真。右下に1009黒点群が見えています。12日1時(世界時11日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。12日2時(世界時11日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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