宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/12/11 09:19 更新 24期の黒点群が、南半球に出現しました。低速の太陽風が続き、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 太陽の南西部(右下)に見られた磁場の強まりは、更に発達して、黒点群が発生しました。 1009黒点群と番号が付けられています。 黒点の出現は、先月の中旬以来です。 磁場の分布は、[ 白 黒 ]と並んでいます。 新しい活動周期(第24期)の性質を持った黒点群です。 24期の黒点群は、南半球では3つめです。 X線のグラフは低いままで、目立ったフレア活動は起こしていません。 太陽風の速度は、340km/秒と低いままです。 磁場強度がやや強まっていて、5nTを超えて、7〜8nTくらいに振れるようになっています。 次の太陽風の乱れが近づいているのかもしれません。 27日周期の図では、高速風の到来は明後日くらいになりそうなのですが、 コロナホールの分布の変化もあり、今日、明日の変化が注目されます。 磁気圏は、概ね静穏です。 太陽風磁場が、弱いながら南向きで安定しているため、 AE指数では、小規模の変化が観測されています。 これからやってくる高速太陽風は、2日程度の小規模なものとなるでしょう。 その後は、太陽風の速度は下がり、穏やかな状態が続きます。 SOHOによる太陽の可視光写真。右下に1009黒点群が見えています。11日7時(世界時10日22時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。1009黒点群は、第24期の黒点です。11日7時(世界時10日22時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。11日7時半(世界時10日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|