宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/13 --- ---
12/12 --- ---
12/11 18:20 C1.5

黒点 12/13 (NOAA)
磁場 フレア
1009 4 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 450 +3.3
-2 h 448 +0.1
-4 h 423 -2.0
-6 h 420 +1.4
-8 h 419 +1.3
-10 h 424 +1.2
-12 h 425 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -14 11/ 14
-2 h -16 -2/ 5
-4 h -12 -/ 0
-6 h -12 6/ 2
-8 h -11 6/ 2
-10 h -10 6/ 6
-12 h -10 4/ 13

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
12/13 0.6 9x10^2
12/12 0.6 9x10^2
12/11 0.6 2x10^3
12/10 0.7 2x10^3
12/ 9 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/12/ 8 12:54 太陽風速度の低下が始まり、高速風は終わりつつあります(500km/秒)。
2008/12/ 9 09:22 太陽風は通常の速度に戻りました(420km/秒)。磁気圏活動も穏やかです。
2008/12/10 09:23 太陽風は低速になり、磁気圏は静穏です。太陽に磁場の強まりが見えています。
2008/12/11 09:19 24期の黒点群が、南半球に出現しました。低速の太陽風が続き、磁気圏も概ね静穏です。
2008/12/12 09:28 C1.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は通常の速度に上がっています。
最新のニュース

2008/12/13 13:50 更新
太陽風の速度は上がっています(460km/秒)。1009黒点群は西に没しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、少し上がって、460km/秒になっています。
しかし、目立つほどの変化ではありません。
磁場強度も5nTと、通常の強さを上下する程度です。

27日周期の図では、そろそろ高速風の回帰が始まる頃なのですが、
今のところ、速度の変化は小幅です。
前周期は、高速風に先立って、磁場強度が10nTを超えるほどに強まっていたのですが、
今回は、その変化も見られません。

今後の高速風は、一段弱まっているかもしれません。

磁気圏活動も概ね静穏です。
AE指数は、小さな変化がひとつ見られる程度で、他は全く変化していません。
太陽風が高速風に変わるまでは、この程度の活動度でしょう。


太陽風は、今日いっぱい様子を見てください。
もし、このままたいした変化が来なければ、明日には再び速度が下がって、
静穏な状態に戻るでしょう。


太陽は、1009黒点群は西側に没して行きました。
再び無黒点に戻っています。





SOHOによる太陽の可視光写真。1009黒点群は西に没しました。13日9時(世界時13日0時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日13時(世界時13日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。