宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/12/ 9 09:22 更新 太陽風は通常の速度に戻りました(420km/秒)。磁気圏活動も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は低下を続け、420km/秒に下がっています。 高速太陽風は、終わりました。 27日周期の図で、前周期と、今周期の速度の違いを比べてください。 今回、高速風は、前後2つの領域に分かれ、 前半は小さな速度の山、後半はゆっくりと増減する、なだらかな速度の山となっています。 この変化が次の周期にどうなっているのか、ちょうど年末年始に回帰して来ます。 太陽風が落ち着き、磁気圏もすっかり静穏です。 AE指数は、ほとんど変化していません。 このまま、太陽風、磁気圏ともに静穏な状態が、 2〜3日程続くでしょう。 SOHO EIT195では、太陽の中心をやや通過した辺りに、とても淡いコロナホールがあります。 この影響がどの程度地球へやってくるでしょうか。 また、北極近くの高緯度側にも、小さいコロナホールが見えていますが、 ここは緯度が高めなので、地球へ影響は届きにくいと考えられます。 実際のところ、2つのコロナホールは連続して分布しているので、 影響を見分けることはできませんが、こういうふうに考えています。 放射線帯高エネルギー電子は、1000ほどのレベルで安定しています。 今後は、ゆっくりと減衰に向かうでしょう。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日2時(世界時8日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|