宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/12/ 7 10:42 更新 太陽風の速度は550km/秒に上昇し、再び高速状態になっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、再び高速風に変わっています。 昨日のニュースの後、速度はゆっくりと上昇を続け、 450km/秒から550km/秒へ上がりました。 一方、10nTに強まっていた磁場強度は、低下して3nTに弱まっています。 このため、速度の上昇はこのあたりで止まると思われます。 27日周期の図で、高速風の分布を見てください。 前周期までは、ひとつのかたまりになっていた高速風(11月7〜9日)は、 前後、2つのグループに分かれつつある様です(12月4日と12月6日付近)。 期間全体に渡って磁場強度が強まっている点も興味深く、 次の周期にどのように変わっているか注目されます。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていました。 このため、AE指数では500〜800nTの中規模変動が数時間おきに発生しています。 極域では、活発なオーロラ活動が見られていたようです。 その様子は、シベリア磁場データでも見ることができます。 この図は、一つの観測点の変化なので、オーロラの活動が見えやすい時間帯があり、 毎日、同じ時間帯に目立った変化が見えています(この図は3日幅です)。 再び速度の上がった太陽風ですが、高速風はそれほど長く続かないと思われます。 速度の上昇はこの辺りで止まり、安定した状態も今日いっぱいくらいではないでしょうか。 明日には、速度は低下に向かっているのではないかと思われます。 SOHO EIT195では、次のコロナホールが見えています。 太陽の中心に淡く小さな領域と、北極寄りに小さいながら濃く見えている領域があります。 どちらも、以前にSTEREO Behindの画像で紹介したものです。 明日にでも、太陽の中心に達しそうです。 もう少し見えやすくなるでしょうか。 放射線帯高エネルギー電子は、一気に増加しています。 といっても、前のレベルが低過ぎたのか、数千に上がった程度です。 警戒レベルに達するかどうか、引き続き注目してください。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。7日10時(世界時7日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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