宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/12/ 4 09:20 更新 高速太陽風が始まりつつあります。速度は450km/秒に上昇しています。引き続き、高まって行くでしょう。 担当 篠原 太陽風に変化が始まりました。 昨日のニュースの後、半日ほどかけて太陽風のプラズマ密度が10個/cm^3まで上がりました。 これも、高速風開始の兆しのひとつです。 そして、4日1時(世界時3日16時)頃から速度も上昇を始め、 300km/秒台前半から450km/秒へ、やや高速の状態に上がっています。 まだ、大きな変化ではありませんが、 変化の始まりとしては、前周期より半日ほど早まっている様です。 太陽風の磁場強度は、5nTを超え、10nTへ近づこうとしています。 磁場強度が強まり、これから速度上昇も本格的に始まりそうです。 磁気圏活動は、今のところ穏やかです。 しかし、磁場強度が強まって来たため、 南北成分が南向きに振れることで、活動が活発化する可能性が出て来ました。 これから速度も高まるでしょうから、 今日から明後日くらいまで、活発なオーロラ活動が見られるかもしれません。 SOHO EIT195の更新が止まっているため、 今日はSTEREO Behindの太陽コロナ写真を掲載します。 地球から見て、3日ほど先の太陽です。 現在の高速風をもたらしているコロナホールは、 既に西側(右側)に移動して、見えなくなっています。 一方、太陽の中心からやや東寄り(左寄り)に、コロナホールが見えています。 中心付近から北極にかけて、切れ切れに伸びているようです。 前周期には見られなかった分布です。 前周期の11月16に見られた小規模の高速風に関連するコロナホールだと思われます。 今回は、高速風の規模が大きくなっているかもしれません。 コロナホールの様子は、SOHOの写真でも改めて比較してみましょう。 放射線帯高エネルギー電子は、昨日、データがきれいになったと書きましたが、 異常が発生したGOES12衛星の使用を停止して、 GOES10衛星のデータを使用することになった様です。 掲載の図の右端を見てください。 青線がGOES10、赤線がGOES11と記されています。 現在は低いレベルで推移しています。 速度上昇後の変化に注目してください。 太陽は無黒点で、静穏です。 STEREO behind衛星による太陽コロナ写真。地球よりも、3日ほど先の太陽です。4日6時(世界時3日21時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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