宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/11/30 08:06 更新 高速の太陽風は終わり、磁気圏も穏やかです。コロナホールが太陽の中心に広がっています。 担当 篠原 SOHO衛星EIT195カメラでは、 コロナホールが太陽の中心付近に広がる様になりました。 その様子を、最新の写真(左側)と、 27日前(太陽が1回転する期間)の写真(右側)とで比較してみましょう。 コロナホールが、太陽の中心から東側(左側)にかけて広がって見える というのはほぼ同じですが、 その広がりが北側(上側)に移動している様です。 現在は、赤道よりも北(上)に分布しているのに対し、 27日前の写真では、赤道よりも南(下)に広がっています。 前の高速風をもたらしたコロナホールも、形に変化が見えていましたが、 それとともに、こちらにも変化が発生している様です。 太陽の磁場分布が、少しずつ変化しているのです。 これからやって来る高速風の様子が注目されますが、 コロナホールの場所や濃さを見ると、 高速風は、前周期とそれほど変わらないのではないかと思います。 到来は12月3-4日頃と予想されます。 現在の太陽風は、速度が400km/秒を割るほどに下がり、高速風は完全に終わりました。 これから、3-4日間は低速で穏やかな太陽風が続くでしょう。 高速風も終わり、磁気圏活動も静穏です。 こちらも、このままの状態が続きます。 放射線帯高エネルギー電子のグラフでは、赤線が急に激しい変化をしています。 これは、GOES12衛星に何かトラブルが発生しているのだと思われます。 今日は、GOES11の青線に注目してください。 こちらは、低いレベルが続いています。 太陽は無黒点で、活動は静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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