宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/11/29 08:46 更新 太陽風の速度はゆっくりと下げています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラの視野に、水星と火星が見えています。 明るく光る水星は、太陽の近くを通り過ぎ、東側(左側)に現れました。 そして、やや暗く見える火星に接近しています。 この写真の背景は、さそり座です。 さそり座といえば、夏の星座の代表です。 SOHOは太陽の方向を向いているので、見える星は季節が逆転するのです。 明るい星は、「火星の敵」と言われる赤い一等星、アンタレスです。 また、そのすぐ横に、球状星団のM4が見えています。 やがて、LASCO C3では、夏の天の川が見える様になります。 最新データで宇宙天気を考えつつ、季節感もどうぞ味わってください。 さて、太陽風はゆっくりと速度を下げています。 昨日は一段落だったのか、500km/秒から470km/秒へ下げた程度で、 それほど大きな変化ではありませんでした。 この速度も、今日いっぱいで、 明日には、400km/秒付近へ下がっているのではないかと思います。 磁気圏活動も小さくなっていて、AE指数などオーロラ活動は穏やかです。 静穏な状態は、これから5日程度続くと思われます。 SOHO EIT195を見てください。 コロナホールが、太陽の東側に淡く広がっています。 先頭がこれから太陽の中心に達するところです。 だいぶ見えて来たので、明日にでも前周期の広がりと比較してみましょう。 放射線帯高エネルギー電子は、やや強まっているものの、 目立った変化にはなりませんでした。 今後も、このまま低い状態が続くでしょう。 太陽は無黒点で、静穏です。 黒点の無い状態が、また続いています。 水星と火星が太陽に近づいています。背景はさそり座です(SOHO LASCO C3カメラ)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。29日8時半(世界時28日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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