宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/25 --- ---
11/24 --- ---
11/23 --- ---

黒点 11/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:42 269 +1.1
-2 h 265 +2.2
-4 h 268 +1.8
-6 h 264 +1.4
-8 h 265 +1.3
-10 h 269 +1.7
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 - 19/ 2
-2 h -9 17/ 2
-4 h -10 16/ 4
-6 h -10 14/ 4
-8 h -10 13/ 2
-10 h -10 13/ 5
-12 h -10 14/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
11/25 0.5 5x10^1
11/24 0.9 4x10^1
11/23 0.6 5x10^1
11/22 0.6 5x10^1
11/21 0.7 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/11/20 09:03 低速の穏やかな太陽風が続いています(300km/秒)。磁気圏の活動も静穏です。
2008/11/21 09:03 太陽風は低速で、磁気圏活動も静穏です。コロナホールが太陽の中心に近づいています。
2008/11/22 10:35 太陽風の速度は280km/秒とかなり低速になっています。磁気圏も静穏です。
2008/11/23 15:43 太陽風は290km/秒と低速で、磁気圏もとても静かです。コロナホールが太陽の中心に来ています。
2008/11/24 10:14 太陽風は、280km/秒と低速で、磁気圏も穏やかです。今後、高速太陽風の回帰が始まります。
最新のニュース

2008/11/25 09:03 更新
太陽風の速度は270km/秒に下がり、かなり低速です。高速風の到来が近づいています。

担当 篠原

水星が太陽に接近しています。
SOHO LASCO C2の動画で、近づいて行く様子をご覧下さい。
もうすぐ、LASCO C2カメラの遮光板に隠れてしまいそうです。
また、カメラは小規模のCME(太陽ガスの放出現象)もとらえています。


太陽風の速度は、270km/秒で推移しています。
昨日よりも下がっていて、かなり遅い太陽風です。
磁場強度も、2-3nTと弱まったままで、高速風の気配はまだ見えません。

磁気圏もたいへん静かです。
AE指数、シベリア磁場データともに平坦なままです。


SOHO EIT 195を見ると、コロナホールは西側(右側)半分の辺りまで移動していて、
いつ高速風が到来してもいい頃です。
今後の太陽風の変化に注目してください。
初めに、磁場強度とプラズマ密度が強まり始めます。
そして、速度が増加を始めるでしょう。

磁場強度が強まると、南向きになった時に活発なオーロラ活動を起こします。
今日から2-3日程度、極域ではオーロラ活動が期待できます。


現在の放射線帯高エネルギー電子は、たいへん低い状態です。
高速風到来後、増加が見込まれるので、明日以降の変化に注目してください。

太陽は無黒点で、活動はとても穏やかです。



水星が太陽に接近しています。SOHO LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日4時(世界時24日19時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。