宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/11/24 10:14 更新 太陽風は、280km/秒と低速で、磁気圏も穏やかです。今後、高速太陽風の回帰が始まります。 担当 篠原 昨日より、太陽風の速度は280km/秒でほぼ安定しています。 かなり速度の遅い太陽風が続いています。 磁場強度は、4nTから2nTへ弱まっています。 太陽風は、非常に穏やかです。 磁気圏も静穏です。 AE指数には、200nTくらいの小さな変化が見られますが、 これは、太陽風の磁場が-3nTほどの南向きになっていた影響です。 南向きと言っても、たいした振幅ではなく、 速度もかなり低いため、磁気圏で起きた活動も小さなものとなっています。 高速太陽風の到来が近づいています。 27日周期の図を見てください。 前周期の高速風の到来は、10月29日でした。 これは、明日、11月25日に相当します。 しかし、その前日の10月28日には、磁場強度が大きく強まり、 太陽風の変化は既に始まっています。 これは、今日11月24日に相当します。 今日の午後くらいから、太陽風に変化が現れる可能性があります。 その一方、SOHO EIT195で見えるコロナホールは、様子がかなり変わっています。 掲載している2枚の写真を比べてください。 前周期(右)は、コロナホールがしっかりと濃く見えているのに対し、 今周期(左)は、全体的に淡くなり、広がりも小さくなっています。 この影響で、これから回帰する高速風の様子も変化している可能性があります。 また、27日周期の図のセクターのグラフを見てください。 掲載の期間中、前周期はずっとT(太陽風磁場が地球から太陽向き)だったのに対し、 今周期は、昨日からA(太陽から地球向き)に変わっています。 この変化も、今後の太陽風の変化のきざしなのかもしれません。 今日以降の、太陽風の磁場と速度の変化に注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、たいへん低いレベルで安定しています。 高速風到来以降、注意が必要です。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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