宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/11/ 8 09:09 更新 500km/秒の高速太陽風がやって来ました。オーロラも活動的になっています。 担当 篠原 高速の太陽風が始まりました。 昨日の午後、6日15時(世界時6日6時)頃からゆっくりと上昇し、 半日ほどかけて500km/秒まで上がりました。 上昇の幅は、前周期と同程度で、 今のところ、高速風としては、それほど高い速度ではありません。 速度の上昇に先立って、6日12時(世界時6日3時)から、磁場強度が強まっています。 すぐに10nTまで上がり、現在もこの強さを保っています。 南北成分が、わりとはっきりと変化していて、 最初に強く南を、そして、北向きに変わり、最後にまた南を向く、という変化が見えます。 この影響で、時間をおいて2回、オーロラ活動の強まりが発生しています。 AE指数では、500nTの中規模活動が初めに起こり、 6時間ほどおいて、1000nTの活発な活動が起こっています。 最初の活動は、速度が高まる前だったので、強い変化にはなりきれませんでしたが、 アラスカのライブカメラでも、きれいに見ることができました。 27日周期の図で、前周期を参考にすると、高速風はもう2日ほど続きそうです。 磁場強度がまだ強まったままなので、まだ速度の高まりが見られるのか、 このまま磁場強度が弱まって行くのか、もうしばらく変化に注目してください。 今日と、明日くらいまでは、オーロラ活動も期待できます。 この高速風が過ぎると、しばらく静穏な時期が続きますので、 どうぞ見逃さない様に! 放射線帯高エネルギー電子は、大きく下がっています。 これから上昇に向かう可能性があるので、変化に注意してください。 太陽は、1007黒点群が西の端に沈み、無黒点になりました。 活動は静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8日2時半(世界時7日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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