宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Happy Birthday !!

5周年記念
アストロちゃんの
ごあいさつです


Y. Obana
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 --- ---
11/ 5 --- ---
11/ 4 12:07 C1.1

黒点 11/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1007 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 291 +1.1
-2 h 297 +0.5
-4 h 300 +1.4
-6 h 302 +1.6
-8 h 309 +1.2
-10 h 309 +1.1
-12 h 315 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -13 19/ 4
-2 h -13 18/ 5
-4 h -13 18/ 2
-6 h -13 16/ 1
-8 h -13 16/ 4
-10 h -13 14/ 4
-12 h -14 14/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
11/ 6 0.6 2x10^3
11/ 5 0.6 2x10^3
11/ 4 0.6 2x10^3
11/ 3 0.6 2x10^3
11/ 2 0.6 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/11/ 1 10:20 太陽風の速度は550km/秒に下がり、高速風は終盤に入っています。磁気圏は穏やかです。
2008/11/ 2 09:31 高速太陽風は終わり、通常の速度に戻っています。磁気圏も静穏です。
2008/11/ 3 11:10 太陽風は、通常の速度で安定しています(420km/秒)。1007黒点群が発達しています。
2008/11/ 4 13:48 Cクラスの小規模フレアが、2回発生しました。4月以来です。
2008/11/ 5 08:47 太陽風は低速で、とても穏やかです。
最新のニュース

2008/11/ 6 12:46 更新
太陽風は低速(300km/秒)で、磁気圏も穏やかです。1007黒点群は弱まっています。

担当 篠原

1007黒点群は、Bクラスの小さなフレアを起こしましたが、
活動度は下がっている様です。
だいぶ西の端に近づき、もうすぐ没します。

一方、SOHO EIT195の東端(左端)に明るく見えていた場所が、
こちら側に回って来ました。
かすかに白斑が見えるだけで、黒点はないようです。

太陽は穏やかな状態にもどりそうです。


太陽風は、300km/秒と低速で、磁場強度も2nTと弱く、とても穏やかです。
プラズマの密度が少ない状態が続いていて、速度のグラフがややばらついています。

磁場強度、密度が下がったままなので、高速風の到来はもう少し先になりそうです。
前周期のタイミングそのままの、明日の午後になるのかもしれません。


磁気圏もとても穏やかです。
AE指数、シベリア磁場データともに変化はありません。

このまま、高速風の到来まで静穏でしょう。


コロナホールは、太陽の西半球に広がり、高速風の開始が近いことを知らせています。
今度の高速風は、前周期は、最高速度は550km/秒程度、高速状態は3日と、
比較的規模の小さなものでした。
ただ、オーロラ活動は、3日間ほど限定でしたが、なかなか活発でした。
今回はどうなるでしょうか。

今夜はもう始まりそうにありませんが、
明日から週末にかけて、ライブカメラに注目してください。



SOHOによる太陽の可視光写真。1007黒点群は西端に近づいています。6日2時半(世界時5日17時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。6日3時(世界時5日18時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。