宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Happy Birthday !! 5周年記念 アストロちゃんの ごあいさつです |
Y. Obana |
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/11/ 3 11:10 更新 太陽風は、通常の速度で安定しています(420km/秒)。1007黒点群が発達しています。 担当 篠原 10月の黒点相対数が、SIDCより発表されました。 それによると、10月に黒点が見られなかった日は、21日あったそうです。 太陽活動の極小期が底を打ったのではないかという見方がある中、 まだまだ無黒点の日数は多い様です。 過去2年間の月ごとの無黒点日数を表にしました。 ご覧下さい。
無黒点日の多さによって、適当に色を付けています。 すると、昨年の9月から11月にかけて、 無黒点日の山がひとつ現れ(この直後に、24期の黒点が出現しました)、 半年ほどおいて、今年の7月から9月にかけて、無黒点の日がとても多くなりました。 10月の無黒点日は21日に減り、山を脱したようにも見えます。 しかし、それは、1ヶ月の変化で、まだ結論が出せる状況ではありません。 引き続き、太陽の様子を見続ける必要があるでしょう。 1007黒点群は、規模が大きくなっています。 黒点そのものが大きくなり、数も増えています。 2枚目の磁場写真を見てください。 白(N極)と黒(S極)が入り乱れ、複雑さを増しています。 これは、エネルギーがたまっていることを示していて、 フレア活動につながるかもしれません。 Cクラスのフレアが起きれば、4月3日以来となります。 注目してください。 また、SOHO EIT195を見ると、 1007群のところにコロナの明るいループがとてもきれいに見えています。 太陽風は、420km/秒で速度の低下が止まり、平均的な速度で安定しています。 前周期はそのまま低速風に変わったのですが、今回は一休みが入る様です。 磁場強度は、4nTから3nTへやや弱まっています。 太陽風としては、比較的穏やかなのですが、 途中、太陽風磁場が-3nTほどの南向きになった時間帯がありました。 そこで、AE指数400nTほどの小規模のオーロラ活動が発生しました。 その様子は、アラスカのライブカメラでも、きれいに見えていました。 太陽風は、これから次第に速度を下げ、6日まで低速風が続くと思われます。 7日頃から次の高速風がやってくるでしょう。 コロナホールは、太陽の中心にほぼ達しています。 SOHOによる太陽の可視光写真。1007黒点群が大きくなっています。3日7時半(世界時2日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) 太陽の磁場分布。1007群のところで、白と黒が複雑に分布しています。3日7時半(世界時2日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日11時(世界時3日2時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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