宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Happy Birthday !! 5周年記念 アストロちゃんの ごあいさつです |
Y. Obana |
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/31 09:05 更新 600km/秒台後半の高速太陽風が続いています。小さな黒点群が出現しました。 担当 篠原 太陽にとても小さな黒点が現れています(1007黒点群)。 中心から北東(左上)に少し上がったあたりです。 1枚目の可視光写真で目を凝らすと、 かろうじて黒点が2個見えていますが、分かりますか? ヒントは、2枚目の磁場写真です。 こちらでは、しっかりと白黒が強まった場所が見えています。 3枚目のSOHO EIT195では、同じところに小さな光の点ができています。 この黒点群は、新しい活動周期、第24期の磁場の順番になっています。 この後、更に大きくなるのでしょうか、消えてしまうのでしょうか。 太陽風は、650km/秒から700km/秒の間で、高い速度が安定して続いています。 磁場強度は、4nTから、少しずつ3nTヘ弱まっているようです。 高速風は、後半に移っています。 昨夜は、この高い速度のおかげで、活発なオーロラ活動が続きました。 AE指数では、300nTから700nTの、小中規模の変動が連続的に発生しています。 シベリア磁場データも、まとまった変化を記録しています。 アラスカのライブカメラでも、オーロラの舞いを見ることができました。 ただ、タイミングがやや悪く、一番活発な時間帯には当たらなかった様です。 太陽風の速度は、まだ600km/秒台後半を保っていますので、 高速風は、前周期よりも少し長引きそうです。 オーロラも、明日くらいまでは期待できるのではないでしょうか。 ただし、磁場強度が下がり始めていることと、今後は速度も低下に向かうと思われるので、 オーロラは次第に小さくなって行くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、一気に増加し、 警戒ライン(10,000)の手前くらいまで上昇しています。 明日以降、警戒状態に入りそうですので、これからしばらく注意が必要です。 SOHOによる太陽の可視光写真。1007黒点群が、小さく見えています。31日1時(世界時30日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。1007群の場所に、磁場の強まりが見えています。31日2時(世界時30日17時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日2時半(世界時30日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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