宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/28 09:44 更新 太陽風の速度はやや遅く、静穏です。これから高速風が始まります。小さなCMEが発生しました。 担当 篠原 太陽の西側(左側)から、CME(太陽ガスの放出現象)が飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C3カメラの連続写真を見てください。 昨日、27日9時(世界時27日0時)頃から始まっています。 小さい規模のCMEでした。 フレアは起きていないと思われますので、 プロミネンスの放出現象が発生したのではないかと思います。 地球への影響はありません。 太陽風は、速度を下げ、340km/秒あたりになっています。 密度が再び低くなり、1個/cm^3を割ったため、 データが散乱する様になっています。 磁場強度は、5nTと普通の強さです。 磁気圏もたいへん穏やかです。 AE指数、シベリア磁場データともに、全く変化がありません。 これから、高速太陽風が地球にやって来ると予想しています。 SOHO EIT195による太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは既に西半球側(右側)に回り込み、 先頭(右端)は、地球への影響開始が始まる目安の位置に達しています (太陽の中心と西の端との中間付近を目安の位置としています)。 このため、今日のうちには、高速風が始まるのではないでしょうか。 太陽風磁場の強まりと、 現在、密度がとても下がっていることから、密度の回復や強まりが、 高速風到来の目印となるでしょう。 今後、3日程度はオーロラ活動も活発化すると思われます。 ライブカメラにも注目してください。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。28日9時(世界時28日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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