宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/10/26 10:04 更新 300km/秒の遅い太陽風が続いています。磁気圏もたいへん静かです。 2008/10/26 12:38 追加 SOHO EIT195の最新画像を追加 担当 篠原 低速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、300km/秒とかなり遅い速度で安定しています。 磁場強度も2nT付近で弱まったままです。 このため、磁気圏も非常に静穏です。 オーロラ活動を測っているAE指数のグラフは、ほとんど変化していません。 この穏やかな状態は、明日くらいまで続くでしょう。 28日頃から、高速の太陽風がやってくると予想しています。 SOHO衛星のデータがまだ見られないので、 STEREOの太陽コロナ写真を掲載します(こちらは繋がりました)。 STEREO Behindは、地球よりも3日ほど先の太陽を見ています。 コロナホールは、既に太陽の西半球(右半分)に移動していて、 高速太陽風が始まっていてもよい頃です。 29日には、SOHOで同様の写真を見ることができるでしょう。 西側に大きく広がるコロナホールの形は、前周期と似ています。 到来する高速風も、概ね似た変化をするのではないでしょうか。 また、太陽の中心やや北(上)に、小さなコロナホールが見えています。 今回、新しく現れた領域の様です。 SOHOが見られないため、太陽の様子も分かりませんが、 NOAA SWPCの報告では、黒点はないそうです。 STEREOの太陽コロナにも、特に明るい領域は見られません。 2008/10/26 12:38 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります SOHOのページにアクセスできるようになりました。 太陽コロナの最新画像です。 コロナホールの右端は、太陽の中心線をちょうど通過したところです。 前周期と比べると、コロナホールの右側が少し縮んだ様に見えます。 高速風の到来は前周期よりも遅れて、28日の後半になるかもしれません。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。25日23時(世界時25日14時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC 2008/10/26 12:38 追加 SOHO EIT195カメラによる、太陽コロナの様子。26日12時半(世界時26日3時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|