宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/26 --- ---
10/25 --- ---
10/24 --- ---

黒点 10/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:30 296 -0.9
-2 h 298 -4.3
-4 h 296 -0.3
-6 h 292 -0.1
-8 h 296 -0.9
-10 h 302 +0.0
-12 h 291 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 21/ 10
-2 h -9 22/ 13
-4 h -10 9/ 6
-6 h -10 12/ 10
-8 h -8 17/ 5
-10 h -10 16/ 3
-12 h -11 13/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/26 0.7 2x10^2
10/25 0.6 1x10^2
10/24 0.6 1x10^2
10/23 0.8 4x10^2
10/22 0.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/10/21 09:38 太陽風の速度は、400km/秒に上がりました。磁気圏はとても静かです。
2008/10/22 09:03 太陽風は、速度が370km/秒へやや下がりました。磁気圏も静穏です。
2008/10/23 08:44 太陽風の速度が450km/秒に上昇し、小型の高速風領域が来ている様です。
2008/10/24 09:06 太陽風の速度は下がり、低速状態に戻りつつあります。磁気圏は静穏です。
2008/10/25 10:40 太陽風の速度は320km/秒と低速状態です。磁気圏もとても穏やかです。
最新のニュース

2008/10/26 10:04 更新
300km/秒の遅い太陽風が続いています。磁気圏もたいへん静かです。
2008/10/26 12:38 追加 
SOHO EIT195の最新画像を追加

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
太陽風の速度は、300km/秒とかなり遅い速度で安定しています。
磁場強度も2nT付近で弱まったままです。

このため、磁気圏も非常に静穏です。
オーロラ活動を測っているAE指数のグラフは、ほとんど変化していません。


この穏やかな状態は、明日くらいまで続くでしょう。
28日頃から、高速の太陽風がやってくると予想しています。

SOHO衛星のデータがまだ見られないので、
STEREOの太陽コロナ写真を掲載します(こちらは繋がりました)。

STEREO Behindは、地球よりも3日ほど先の太陽を見ています。
コロナホールは、既に太陽の西半球(右半分)に移動していて、
高速太陽風が始まっていてもよい頃です。
29日には、SOHOで同様の写真を見ることができるでしょう。

西側に大きく広がるコロナホールの形は、前周期と似ています。
到来する高速風も、概ね似た変化をするのではないでしょうか。
また、太陽の中心やや北(上)に、小さなコロナホールが見えています。
今回、新しく現れた領域の様です。


SOHOが見られないため、太陽の様子も分かりませんが、
NOAA SWPCの報告では、黒点はないそうです。
STEREOの太陽コロナにも、特に明るい領域は見られません。

2008/10/26 12:38 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
SOHOのページにアクセスできるようになりました。
太陽コロナの最新画像です。
コロナホールの右端は、太陽の中心線をちょうど通過したところです。
前周期と比べると、コロナホールの右側が少し縮んだ様に見えます。
高速風の到来は前周期よりも遅れて、28日の後半になるかもしれません。



STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。25日23時(世界時25日14時)。
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




2008/10/26 12:38 追加

SOHO EIT195カメラによる、太陽コロナの様子。26日12時半(世界時26日3時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。