宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Happy Birthday !! 5周年記念 アストロちゃんの ごあいさつです |
Y. Obana |
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/29 10:47 更新 高速太陽風がやって来ました。速度は550km/秒に上がっていますが、磁気圏はまだ静穏です。 担当 篠原 宇宙天気ニュースは、5周年を迎えました! 今日までニュースを続けられたのは、みなさまのアクセスのおかげです。 まだまだ、太陽活動の極大を目指して続けて行きたいと思います。 今後もよろしくお願いします。 5周年を記念して、アストロちゃん(実は名前を持っていたのです!)が来てくれました。 宇宙遊泳を5年間続けて、初めての素顔です。 女の子なので、驚きましたか? さて、昨夜遅く、太陽風の速度が上昇を始め、高速太陽風が始まりました。 速度は400km/秒から550km/秒へ上昇しています。 それに先だって、昨日のニュースの後くらいから、磁場強度も強まっています。 10nTくらいに上昇し、現在までその状態が続いています。 磁気圏への影響を決める磁場の南北成分は、ほとんど北向きで安定していました。 このため、オーロラ活動はほとんど強まっていません。 AE指数は、200nTの小さな変化が起きた程度です。 昨夜は、アラスカのライブカメラを見ていたのですが、 オーロラの光はほとんど見られませんでした。 ただ、磁場の方向は比較的簡単に切り替わります。 今後、南寄りに傾向が変わると、速度が高く、磁場も強まったままなので、 オーロラは一気に活動を強めるでしょう。 引き続き、ライブカメラにも注目して下さい。 前周期を参考にすると、太陽風の速度はまだ上昇を続けそうです。 前回は700km/秒まで達しています。 明後日くらいまでは、高速風の勢いも強く、磁気圏の活動も活発になる可能性があります。 放射線帯高エネルギー電子は、現在は低い状態です。 高速風の影響で、これから増加する可能性があります。 変化に注意して下さい。 SOHO EIT195カメラによる、太陽コロナの様子。29日8時半(世界時28日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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