宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/25 10:40 更新 太陽風の速度は320km/秒と低速状態です。磁気圏もとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの黄色線)は更に下がり、320km/秒とすっかり低速風になっています。 太陽風の密度(橙色線)も下がっていて、1個/cm^3を割っています。 密度が1個/cm^3以下に下がると、ACE衛星の粒子測定器の誤差が大きくなるらしく、 データの点が散らばるようになっています。 更に密度が下がると、速度のグラフもばらつきが目立つ様になるでしょう。 太陽風の磁場強度(白線)は、2nTに弱まっています。 太陽風は、速度、密度、磁場ともに弱まった状態です。 磁気圏も非常に静穏です。 AE指数には変化が全く見られません。 穏やかな状態は、明後日の27日頃まで続くと思われます。 そして、28日頃から次の高速太陽風が始まるだろうと予想しています。 高速風の始まりから数日間は、オーロラ活動も活発化すると思われますので、 27日以降は、ライブカメラにも注目してください。 太陽のデータを提供するNASAのシステムが止まっている様で、 SOHO、STEREOともに太陽画像を見ることができません。 米国NOAAのSWPCの報告では、太陽には黒点は見られず、 静穏な状態がづついているそうです。 GOESのX線データも完全に平坦で、フレア活動は全く見られません。 放射線帯高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 こちらも、高速風の到来まではこのままでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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