宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/23 08:44 更新 太陽風の速度が450km/秒に上昇し、小型の高速風領域が来ている様です。 担当 篠原 太陽風の速度が上がり、450km/秒とやや高速になっています。 ACE衛星の観測によると、 昨夜、22日19時(世界時22日10時)から、磁場強度(白線)が強まり始め、 それまでの3nTから、23日2時(世界時22日17時)に8nTにまで上昇しました。 続いて、23日0時(世界時22日15時)から、速度(黄色線)も上昇を始め、 360km/秒から、現在、450km/秒に上がっています。 小型の高速風領域ができているようです。 磁場強度は既に低下を始め、4nTに下がっています。 従って、速度の上昇はそろそろ止まるでしょう。 この変化は前周期には見られませんでした(27日周期の図)。 SOHO EIT195では、コロナホールらしいものは見えなかったのですが、 太陽風の分布が変化し始めているのかもしれません。 次の周期にどうなっているでしょうか。 磁場が強まった時に、南北成分(赤線)が大きく南北に振れました。 その影響で、磁気圏活動が強まっています。 AE指数では、300nTと700nTのオーロラ活動が観測されています。 現在は、磁場強度は弱まったものの、速度がやや高めなので、 しばらくは、小規模の磁気圏活動が見られる可能性があります。 太陽風の速度は、比較的短時間で、低速状態に戻って行くのではないかと思います。 本格的な高速風は、まだ5日ほど先です。 SOHO EIT195では、コロナホールがよく見える様になってきました。 放射線帯高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。23日6時半(世界時22日21時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日7時半(世界時22日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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