宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/20 12:45 更新 太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響で、磁気圏はやや活動的になっています。 担当 篠原 太陽風に小さな変動が見られ、磁気圏が刺激を受けています。 昨日のニュースの頃から、太陽風の磁場が南向きで推移する様になりました。 磁場強度は、5〜6nTと普通のレベルなのですが、 その幅いっぱいに、-5nTくらいの南向きが1日近く続いています。 その間、速度は300km/秒の低速状態でしたが、 これだけまとまって磁場が南を向いていたため、 小規模ながらも磁気圏が活動的になっています。 AE指数では、250〜500nTの小規模変動が、断続的に発生しています。 シベリア磁場データでは、タイミングが良かった様で、 -500nTのきれいな南向き変動が観測されています。 観測点の上空に、西向きのオーロラ電流が発達したのです。 ACEの図の最後で、太陽風の速度は360km/秒に上がっています。 一方、磁場はここで北を向きました。 今後、磁場が南北のどちら寄りになるのかがポイントになります。 磁場が、このまま北寄りに変わると、磁気圏は静穏になります。 一方、再び南寄りが続く様だと、 低速ながらも速度がやや上がったことで、中規模のオーロラ活動を起こしそうです。 今夜のアラスカライブも、磁場の方向しだいです。 現在は、晴天で、観望にはチャンスです。 SOHO EIT 195では、コロナホールはまだ見えません。 太陽風は、まだ7〜8日ほどおだやかな状態でしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、太陽風と磁気圏の変動を受けて、 大きく数を減らしています。 このまま低いレベルで安定するでしょう。 太陽は無黒点で、たいへん静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。19日9時(世界時19日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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