宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/15 09:20 更新 太陽風は、低速状態になりました。太陽風磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、引き続き低下し(ACEの黄色線)、450km/秒から360km/秒へ下がりました。 地球は、低速太陽風の領域に入りました。 今度の低速風は、10日以上にわたって続きます。 太陽風の磁場(白線)は、5nTと通常の強さで安定しています。 南北成分(赤線)が南寄り(マイナス)に推移していて、 -2nTほどの弱い南向きが続いています。 その影響で、弱い磁気圏活動が発生しています。 AE指数では、200〜300nTほどの小規模変動が、半日ほど続いています。 太陽風の速度が遅くなっているので、この程度の規模にしかならないでしょう。 低速の太陽風は、これから10日間以上に渡って続きます。 次の擾乱は、10月27日頃にやってくると思われます。 発生源のコロナホールは、SOHO EIT195では、まだ見ることもできません。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。 GOES 11、12の両衛星が10,000を超えています。 衛星の運用などでは、しばらく注意が必要な状態が続きます。 太陽では、1005黒点群が中央付近に見えています。 今日2枚目の、SOHO可視光写真を見てください。 SOHO EIT195の明るい領域に合わせて、黒点群は東西方向に複数分布しています。 SOHO EIT195では、東の端(左端)にも明るい領域がありますが、 可視光写真では、白い白斑が見えているだけで、黒点にはなっていない様です。 X線のデータは静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。15日9時(世界時15日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) OHOによる太陽の可視光写真。中央付近に1005黒点群が見えています。15日1時(世界時14日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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