宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/11 08:47 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。 担当 篠原 昨日お知らせした小さな黒点は、1004黒点群という番号が付きました。 しかし、黒点そのものはすぐに見えなくなってしまい、 現在の太陽は無黒点に戻っています。 SOHO EIT195を見てください。 1004群が現れた場所は、太陽の中心からやや南西(右下)に移動し、 小さな明るい光として残っています。 そして、現在の太陽には、この他にも明るい点がいくつも見えています。 これらはいずれも磁場が強まっている場所で、 このうちのいくつかは、更に強まって黒点が現れるかもしれません。 太陽風は、遅い状態が続いています。 速度は、300km/秒から330km/秒へ若干上がっていますが、たいした変化ではありません。 磁場強度も5nTへやや上がっていますが、通常レベルに戻った程度です。 このため、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数には、小さな変化がいくらか見えている程度で、全体的には静穏です。 今日から明日にかけて、比較的短期間の高速風が始まると予想しています。 継続期間は、2〜3日と見られます。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは既に太陽の西側に大きく移動し、 既に、いつ高速風がやってきてもおかしくない状態になっています。 しかし、前周期の太陽風の変化を振り返ると(27日周期の図)、 高速風の到来はもう1日ほど遅くなっています。 高速風が始まる前には、太陽風の磁場が強まります。 その変化に注目して、高速風の始まりを見つけてください。 磁場強度が強まると、オーロラ活動も強まりやすくなります。 その時は、アラスカのライブカメラにも注目してください。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。11日8時(世界時10日23時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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