宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/13 08:48 更新 530km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、昨日より530km/秒前後で安定した状態が続いています。 磁場強度も5nTで安定していて、まだ弱まってはいません。 磁気圏のオーロラ活動も活発でした。 AE指数では、500nTから900nTの中規模の活動が、3〜4時間おきに発生していて、 グラフとしてにぎやかです。 ACEの太陽風磁場を見ると、-2nTほどの小さな南向きが続いているので、 磁気圏も活動的になったのでしょう。 ただ、この程度の南向きにしては、活動が大きめだった印象です。 一方、磁気嵐はゆっくりと弱まっています。 -100nTまで下がった沖縄の磁場データは、静穏レベルに戻りつつあります。 この傾向は、世界規模で観測しているDst指数とほぼ同じです。 前周期との比較から、高速太陽風は、これから終わりに向かうと思われます。 前周期の高速風は、2日ほど続きました。 速度が下がる前に、太陽風の磁場強度がもう一段弱まるのではないかと思いますが、 このあたりは、変化を見てみないと分かりません。 高速風が弱まるとともに、磁気圏も静穏になっていくでしょう。 今回の高速風が終わると、2週間近く静穏な期間が続きます。 放射線帯の高エネルギー電子は、一気に増加して、警戒レベルに達しています。 衛星の運用などで、注意が必要な状態です。 太陽では、1005黒点群が見えています。 この大きさだと、これから数日間は残りそうです。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 太陽の東の端(左端)の向こう側にも、明るい領域が見えています。 ここにも黒点群があるかもしれません。 明日か明後日頃に見えて来るでしょう。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日8時半(世界時12日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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