宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/10 08:48 更新 小さな黒点群が出現しています。太陽風はとても速度が遅く、穏やかです。 担当 篠原 太陽に、小さな黒点が出現しています。 場所は、中心からやや南に下がったところです。 1枚目のSOHO可視光写真で見ることができます。 2枚目の写真は、SOHOによる太陽の磁場分布です。 黒点の見える場所に、小さな磁場の強まりが見えています。 白(N極)と黒(S極)がセットになって並んでいます。 この並びは、南半球では前の活動周期、第23期活動周期の順番です。 赤道に近い場所の出現なので、23期型になることはおかしいことではありません。 現在は、23期と24期の性質が混在している段階なのです。 それでも、北半球では、新しい24期型の黒点群がいくつも現れているのに対し、 南半球では、黒点が現れてもまだ23期型のことが多く、 進み具合に違いがあるようです。 太陽風は、300km/秒とかなり低速になっています。 磁場強度も2nTと弱く、太陽風はとても穏やかです。 磁気圏も非常に静穏で、 AE指数、シベリア磁場データともに全く変化がありません。 今日いっぱいは、この穏やかな状態が続くでしょう。 明日か、明後日くらいから、太陽風の乱れがやってきます。 SOHO EIT195の太陽コロナを見てください。 コロナホールが、太陽の西半球に進み、影響開始位置にほぼ達しています。 ここからやってくる高速太陽風です。 27日周期の図では、高速風の回帰は12日になりそうです。 しかし、SOHO EIT195の写真では、コロナホールは、もう十分西に移動していて、 明日にでも高速風がやって来そうです。 どうなるでしょうか。 放射線帯高エネルギー電子は、ゆっくりと減少していますが、 まだ、やや高めの状態が続いています。 太陽の中央付近に、小さな黒点群が出現しました。SOHO衛星。10日1時(世界時9日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の磁場分布。黒点の磁場分布は23期型です。10日1時(世界時9日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。10日2時(世界時9日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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