宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/14 09:15 更新 太陽風の速度は低下を始め、高速風は終わりつつあります。磁気圏も静穏になってきました。 担当 篠原 太陽風の速度が下がり始めました。 昨日、530km/秒だった太陽風の速度は、 ゆっくりと低下して、現在は450km/秒になっています。 やや高速という速度で、地球はこのまま高速風領域を抜け出すでしょう。 高速太陽風は、今回も2日間程続きました。 27日周期の図で、前周期の様子と比較すると、 最高速度はやや下がったものの、高速状態が安定して続く様になりました。 また、最初に磁場強度が大きく強まって、 活発な磁気圏活動を起こすという点は、今回も共通していました。 そのオーロラ活動ですが、今回の高速風の始まりに見られたオーロラを、 アラスカのライブカメラの映像で紹介します。 1枚目に掲載している動画は、11日17〜18時半(世界時11日8〜9時半)のオーロラです。 27日周期の図で、沖縄の磁場データが大きく変化を始めた、最初の部分に相当します。 アラスカでは、夜もすっかり長くなり、本格的なオーロラ観望の季節になっています。 現在の磁気圏は、太陽風の速度が下がるとともに、活動は弱まっています。 AE指数の図では、前半は700nTほどの中規模活動が続いていますが、 後半は、変化が見えなくなっています。 この切り替わり方はやや極端ですが、今後、穏やかになることは間違いないでしょう。 高速風領域を抜け出すと、これから長い静穏期間が始まります。 掲載している27日周期の図では、次の擾乱はまだ見えていません。 次の高速風は、2週間ほど先の10月27日ころになるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、10,000のレベルを保っています。 磁気圏が静穏になると、減少はとてもゆっくりっです。 これから数日間ほど、警戒状態が続くでしょう。 太陽では、1005黒点群が見えています。 SOHO EIT195では、注目していた太陽の東端の明るい領域が上がって来ましたが、 やや磁場が強まっている程度で、今のところ黒点にはなっていない様です。 アラスカのオーロラライブカメラで撮影された、11日17〜18時半(現地11日0時〜2日1時半、世界時11日8〜9時半)のオーロラ。 (c) NICT/SALMON SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。14日9時(世界時14日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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