宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/ 8 09:20 更新 400km/秒の速度で太陽風は安定しています。3日ほど静穏な状態が続くでしょう。 担当 篠原 地球は高速風領域を抜け出し、 昨日の太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定していました。 磁場強度も3〜4nTとやや弱めの値で安定し、穏やかな太陽風となっています。 これを受け、地球の磁気圏も穏やかな状態で安定しています。 オーロラの活動度を示す、AE指数の変化を見ると、 一カ所だけ、250nTほどの小規模活動が見られますが、その他は全く平坦です。 オーロラ活動が発生した時間帯は、ACEの太陽風を見ると、 磁場の南北成分が、4時間ほど-2nTほどの南を向き続けていました。 この影響で、オーロラが発生したのでしょう。 ただし、速度は下がっていますから、磁気圏への影響も限定的でした。 太陽風は、明後日くらいまでは穏やかに過ぎ、 11日、あるいは12日頃に、高速風がやってくるでしょう。 今度の高速風は規模が小さく、2日ほどで終わりそうです。 今日は、SOHOの写真が更新されていません。 その代わりに、STEREO Behindの太陽コロナ写真を掲載します。 STEREO Behindは、地球よりも3日分近く自転が進んだ太陽を見ています。 そのため、SOHOでは太陽の中心に見えていたコロナホールは、 既に、西側(右側)に大きく移動しています。 一方、太陽の東半球(左側)を見ると、新たなコロナホールなどは見られず、 今度のコロナホール以降の擾乱要因は見られません。 放射線帯高エネルギー電子は、若干減少していますが、 まだ高めの状態が続いています。 減少のペースはとてもゆっくりです。 太陽は、最新写真が見られないのですが、無黒点のままの様です。 X線の変化は非常に静穏です。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。8日8時半(世界時7日23時半)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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