宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/10/ 3 09:06 更新 太陽風の速度は、700km/秒に上がりました。オーロラも活動的でした。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は600km/秒を超え、 今朝、700km/秒に達しています。 太陽風の磁場強度は、速度の上昇とともに弱まり、 7nTから3nTほどに下がっています。 このことから、地球は高速風の最高速領域に入っていると思われます。 SOHO EUT195の太陽コロナ写真を見てください。 コロナホールのもっとも濃い部分が、太陽の西側の半分ほどに位置しています。 この様子からも、コロナホールの一番強い影響が地球に達していると考えられます。 昨日は、オーロラ活動も活発でした。 AE指数では、500〜1000nTの中規模活動が6時間にわたって続き、 その前後でも小規模活動が連続しています。 オーロラの強まりは、太陽風磁場が南寄りになっていたことと関係しています。 AE指数が最も強まっていた時間帯は、 太陽風磁場が-3〜-5nTくらいの南向きになっていました。 速度が650km/秒に上昇したことと重なって、磁気圏を活動的にしたのです。 アラスカのライブカメラでも、活動的なオーロラの姿をずっと見ることができました。 太陽風の速度が高い状態が続いているため、引き続き磁気圏活動が続くと思われます。 ただし、磁場強度が弱まっているので、規模は小さくなるでしょう。 高速太陽風は、もう3〜4日続きそうです。 今後、速度は次第に低下していくでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、やや増加していますが、まだ低い状態です。 もうしばらく変化に注目してください。 太陽は無黒点のままです。 こちらは、たいへん静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日9時(世界時3日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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