宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 9/30 12:09 更新 黒点群が2つ出現しています。太陽風は穏やかです。これから高速風領域に入ります。 担当 篠原 太陽に、黒点群が2つも(!)出現しました。 どちらも非常に小さく、目を凝らさないと分からないほどですが、 北半球低緯度の東寄り(左寄り)と、赤道付近の西寄り(右寄り)に出現しています。 1枚目に、可視光と磁場の写真を合成した動画を掲載します。 矢印の先に小さな黒点が見えています。 磁場の写真では、白黒のペアが見えていて、 こちらの方が存在は分かりやすいでしょう。 北半球の黒点群は、[ 白 黒 ]の順番で磁場が分布しています。 これは、新しい第24期の順番です(参考資料)。 一方、赤道付近の黒点群は、磁場がほとんど南北方向に並んでいて、 上に白、下に黒となっています。 黒点の場所は、SOHO EIT195でも少し明るくなっています。 どちらも非常に小さな黒点群で、すぐに消えてしまいそうですが、 今回、2つの黒点群が同時に出現したことからも、 このところ感じられていた黒点の出現頻度の上昇は、確かな傾向なのかもしれません。 太陽風は、速度がやや上がり、370km/秒前後で推移しています。 磁場強度は、5nTから6nTにかかる程度です。 まだ、どちらも目立った変化ではなく、穏やかな太陽風が続いています。 磁気圏のオーロラ活動も静穏で、 AE指数には、200-300nTの小さな変化が一時的に見えているだけです。 ただ、タイミングが良かったらしく、 アラスカのライブカメラでは、きれいな映像を見ることができました。 今日から明日にかけて、高速太陽風が始まると予想されます。 前周期は、比較的ゆっくりと立ち上がっていたので、 今回も明日にかけて、次第に速度が上昇するのかもしれません。 SOHO EIT195では、発生源のコロナホールが、太陽の中心に大きな姿を見せています。 高速風は、1週間程度続きそうです。 今夜以降は、アラスカのライブカメラにも注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 高速風の到来以降、増加に対する注意が必要です。 太陽に黒点群が2つ出現しました。SOHO衛星。30日6時(世界時29日21時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。30日6時半(世界時29日21時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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