宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (23:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/25 --- ---
9/24 --- ---
9/23 --- ---

黒点  9/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
23:50 356 +1.8
-2 h 317 +0.1
-4 h 319 +1.7
-6 h 295 +2.5
-8 h 292 +1.9
-10 h 297 +1.9
-12 h 299 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
22:59 -3 10/ 2
-2 h -3 10/ 3
-4 h -3 8/ 6
-6 h -4 2/ 11
-8 h -4 -11/ 14
-10 h -4 -20/ 12
-12 h -4 -7/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
9/25 0.7 1x10^2
9/24 0.7 7x10^1
9/23 0.6 1x10^2
9/22 0.5 6x10^2
9/21 0.6 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 9/18 23:14 磁場の大きな変化が太陽風に現れました。南向き磁場の影響で、磁気圏活動がやや強まっています。
2008/ 9/19 22:30 太陽風は、速度340km/秒の低速風になっています。磁気圏も概ね静穏です。
2008/ 9/20 23:54 太陽風は300km/秒の低速風になっています。穏やかな太陽風が続きます。
2008/ 9/21 22:46 300km/秒台前半の低速の太陽風が続き、磁気圏はとても穏やかかです。
2008/ 9/22 22:34 太陽に、新しい黒点群が出現しました。太陽風はとても低速で、磁気圏は概ね穏やかです。
最新のニュース

2008/ 9/25 23:59 更新
太陽風は低速で、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールが太陽の東側に見えています。

担当 篠原

今朝、無事に帰国しました。
今日の更新が遅くなり、申し訳ありません。
簡単にこの3日間を振り返ってみたいと思います。


前回のニュースで出現をお知らせした1002黒点群は、2日ほど姿を見せ、
日本時間で一昨日の23日夜に姿を消しました。
前回掲載した写真の半日後(23日6時、世界時22日21時)の黒点の様子を、
今日の1枚目の写真に掲載します。

現在の太陽写真では、黒点を見ることはできません。
また、黒点は出現したものの、太陽活動はたいへん静穏なままでした。


前回のニュース以降も、太陽風はかなり遅い状態が続いています。
この1週間の太陽風データを、今日の2枚目に掲載します。
22日以降は、ずっと300km/秒前後で推移しています。

今日のACEのグラフでは、最後の部分で360km/秒に速度が上昇していますが、
低速であることに変わりはありません。
一時的な変化だと思われます。

そして、磁気圏も概ね静かな状態です。
今日のAE指数は、完全に平坦ですが、
一昨日、昨日には、200〜300nTの小規模の変化も見られていました。

この静穏状態は、もう5日ほど続きそうです。
SOHO EIT195の写真を見て下さい。
コロナホールが、太陽の東側から中心に向かって伸びています。
この先端が中央線に達すると、もう3日程度で高速風が地球にやって来ます。

9月30日か、10月1日以降は、宇宙天気が活動的になるでしょう。


明日以降は、通常の体制に戻ります。
長い間ご不便をおかけしました。



SOHO MDIによる太陽の可視光写真。1002黒点群が見えていました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


1週間の太陽風の変化。穏やかな低速風が続いています。
(c) NOAA/SWPC


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日23時半(世界時25日14時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。