宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/26 --- ---
9/25 --- ---
9/24 --- ---

黒点  9/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 343 +1.2
-2 h 333 -2.1
-4 h 329 -0.1
-6 h 345 -2.5
-8 h 354 -3.3
-10 h 358 +0.8
-12 h 348 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 -13/ 14
-2 h -8 2/ 11
-4 h -9 11/ 6
-6 h -7 11/ 5
-8 h -2 12/ 3
-10 h -2 11/ 5
-12 h -3 10/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
9/26 0.6 2x10^2
9/25 0.7 1x10^2
9/24 0.7 7x10^1
9/23 0.6 1x10^2
9/22 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 9/19 22:30 太陽風は、速度340km/秒の低速風になっています。磁気圏も概ね静穏です。
2008/ 9/20 23:54 太陽風は300km/秒の低速風になっています。穏やかな太陽風が続きます。
2008/ 9/21 22:46 300km/秒台前半の低速の太陽風が続き、磁気圏はとても穏やかかです。
2008/ 9/22 22:34 太陽に、新しい黒点群が出現しました。太陽風はとても低速で、磁気圏は概ね穏やかです。
2008/ 9/25 23:59 太陽風は低速で、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールが太陽の東側に見えています。
最新のニュース

2008/ 9/26 11:31 更新
340km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

穏やかな宇宙天気が続いています。
太陽風の速度は、340km/秒に上がっていますが、低速状態のままです。

今日のACEの図で速度を見ると、山の様に盛り上がって見えますが、
変化の幅は小さく、遅い太陽風の中の変化です。
その様子は、27日周期の図で見ると明らかです。
速度の線(緑色)は、グラフの下の方でわずかに変化しているだけです。


それでも、ACEの図の後半で南向き磁場が-5nTにまで変化しています。
その影響で、磁気圏では小規模のオーロラ活動が発生しています。
AE指数を見ると、250nTほどの小さな変化がこの時間帯に起きています。


太陽風は、もう4〜5日ほど穏やかな状態が続くでしょう。
次の擾乱は、9月30日か10月1日頃から始まると予想されます。
発生源のコロナホールは、太陽の中心に向かって少しずつ前進しています。
(もちろん、太陽の自転による動きです)
今日のSOHO EIT195を見ると、コロナホールの先頭(右端)は、
明日か明後日に太陽の中心線に達しそうです。


太陽は無黒点で、静穏です。
1002黒点群があった場所に、現在は白斑が見えています。
2枚目に掲載している写真の、北半球(上側)の西端(右端)付近です。





SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。26日10時半(世界時26日1時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる太陽の可視光写真。西端(右端)のやや北(上)よりに白斑が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。