宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 9/22 22:34 更新 太陽に、新しい黒点群が出現しました。太陽風はとても低速で、磁気圏は概ね穏やかです。 担当 篠原 太陽の中心からやや北西(右上)に、急に黒点群が出現しました。 第1002黒点群になると思います。 2枚目に、SOHOによる可視光の写真を掲載します。 SOHOのEIT195では、この領域が急に明るくなりました(昨日の写真と比べてください)。 3枚目の写真は、太陽の磁場分布です。 黒点の部分に磁場の強い領域があり、[ 白 黒 ]と並んでいます。 北半球では、この順番は新しい活動周期である第24期の性質です。 黒点群の出現は、9月12日に続くもので、 そろそろ出現頻度が上がり始めるのかもしれません。 引き続き、太陽活動の変化を気長に眺めて行きましょう。 太陽風は、速度が300km/秒を割り、290km/秒とかなり遅い風になっています。 プラズマの密度が1個/cm^3を割り、0.2〜1個/cm^3の範囲に下がっています。 今日の図で、速度と密度の観測値がばらついているのは、 密度が下がり過ぎて、観測器の測定精度が悪くなっているためです。 磁場強度は5nTと普通の状態です。 掲載の図の前半では、-2〜-4nTの安定した南向きが半日ほど続いています。 この影響で、AE指数に300nTほどの山ができています。 これは、オーロラ活動が強まったというよりも、 磁気圏の対流が強まったために見られた変動かもしれません。 速度がかなり下がっているので、地球磁気圏への影響はこの程度でした。 今後も低速の太陽風が続き、磁気圏活動も静穏であると予想されます。 SOHO EIT195ではまだ見えませんが、 地球よりも2日半ほど先の太陽を見ているSTEREO Behindでは、 次のコロナホールの姿が東端に見えて来ました。 23、24日は、移動のため更新ができません。 次回の更新は、25日夜の予定です。 黒点群がどうなっているか、また、コロナホールはどのような姿を見せるか、 楽しみにお待ちください。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日20時半(世界時22日11時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIによる太陽の可視光写真。中央からやや北西(右上)に黒点群が見えます。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。黒点群の磁場分布は[ 白 黒 ]で、新しい活動周期の分布です。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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