宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 9/ 4 08:52 更新 太陽風の変化が始まりました。速度がゆっくりと上がり、高速風が始まりつつあります。 担当 篠原 一昨日の夜に見られたオーロラの様子を、アラスカライブカメラの動画で紹介します。 空が暗くなって、明るくなり始めるまでの5時間の映像です。 太陽風の速度は、300km/秒と遅かったのですが、 長い時間、活発なオーロラの光が見えています。 ライブカメラでは、昨夜もきれいなオーロラが見えていました。 いよいよ高速風も始まります。 これから数日間ほど、ぜひ注目してください。 現在の見頃は、動画にあるように、日本時間の16時から21時にかけてです。 昨日のニュースの直後から、太陽風に変化が始まりました。 初めに磁場強度が強まり、一旦、15nTまで強まりました。 その後、10nTに少し下がりましたが、現在まで強まった状態が続いています。 磁場の変化に続いて、速度も上昇を始めました。 ただ、こちらはゆっくりと上がり、現在、470km/秒です。 一日かけて、ようやく高速風といえるくらいの速度になりました。 本格的な高速風はこれからやってくるでしょう。 27日周期の図を見ると、 前周期も、磁場の変化から半日くらい遅れて、速度が大きく上昇しています。 今回、太陽風の変化が2日ほど早まっていますが、変化のパターンは似たものになりそうです。 太陽風の変化は始まりましたが、磁場が北寄りで推移しているため、 磁気圏は比較的静穏です。 AE指数には200nTほどの小さな変化しか見られません。 今後磁場が南向きに変わるなどすると、速度の上昇と重なり、 磁気圏も一気に活動的になるでしょう。 太陽風の速度とともに、今後の磁場の向きにも注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、現在は低いレベルですが、 これから高速風が始まると上昇を始めるでしょう。 衛星の運用などでは、注意が必要になります。 太陽は無黒点で、とても静かです。 アラスカのオーロラライブカメラで撮影された、2日16〜21時(現地1日23時〜2日4時、世界時2日7〜12時)のオーロラ。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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