宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 3 --- ---
9/ 2 --- ---
9/ 1 --- ---

黒点  9/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 333 +1.8
-2 h 321 +1.7
-4 h 311 +1.2
-6 h 307 +1.7
-8 h 304 +0.4
-10 h 309 +1.6
-12 h 306 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
9/ 3 0.4 2x10^2
9/ 2 0.8 3x10^2
9/ 1 0.5 4x10^2
8/31 0.6 4x10^2
8/30 0.7 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/29 07:26 320kmk/秒の低速太陽風が続いています。SOHOで次のコロナホールが見えて来ました。
2008/ 8/30 07:29 太陽風は低速のまま、穏やかな状態が続いています。磁気圏も非常に静穏です。
2008/ 8/31 07:27 太陽風はとても低速で、磁気圏も静穏です。次の高速風の到来が、早まるかもしれません。
2008/ 9/ 1 08:46 低速の太陽風が続いています(360km/秒)。磁気圏は静穏です。
2008/ 9/ 2 08:55 太陽風速度は320km/秒に下がり、低速風が続いています。もう2-3日ほどで高速風が始まりそうです。
最新のニュース

2008/ 9/ 3 09:20 更新
300km/秒の遅い太陽風が続いています。ライブカメラでオーロラが見える様になってきました。

担当 篠原

太陽風は、300km/秒の低速で安定しています。
磁場強度も3-4nTとやや弱めで、落ち着いています。

太陽風磁場の南北成分を見ると、図のまん中付近で-2nTの弱い南向きが続いています。
この影響で、AE指数200nTほどの小規模のオーロラ活動が発生しています。
活動は小さなものでしたが、発生したタイミングが良かったのでしょう、
アラスカのライブカメラでとてもきれいなオーロラを見ることができました。

夏が終わり、アラスカの空に少しずつ夜が戻って来ています。
これからは、ライブカメラにも注目してください。


穏やかな太陽風は、今日くらいまでだろうと思われます。
SOHO EIT195を見てください。
太陽のまん中に、コロナホールの黒い筋が伸びています。
ここから噴き出している高速の太陽風が、もうすぐ地球にやって来ます。

コロナホールの先頭(右端)が、太陽の西半球(右半分)のまん中に達するころというのが、
高速風が始まるタイミングの目安です。
もう少しで達しそうです。

高速風が始まる時は、ACEの図の磁場強度や密度が先に高まります。
そのあたりの変化にも注意してください。


太陽は無黒点が続き、とても静穏です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

9/ 2 22:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。