宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 8/31 07:27 更新 太陽風はとても低速で、磁気圏も静穏です。次の高速風の到来が、早まるかもしれません。 担当 篠原 350km/秒に上昇した太陽風速度は、31日に入った頃に再び下がり、 現在、300km/秒ほどになっています。 かなり遅い速度です。 それとともに磁場強度も下がり、3nTに弱まっています。 太陽風とても穏やかです。 このため、磁気圏も非常に静かです。 相変わらず、AE指数は完全に平坦です。 SOHO EIT195で、コロナホールがよく見えて来ましたので、 27日前(太陽が同じ面を向けていたとき)の様子と比較しましょう。 掲載のSOHOの写真は、左が現在、右が27日前です。 どちらの写真でも、太陽の南東寄り(左下)に薄暗い領域が見えています。 高速太陽風の発生源のコロナホールです。 現在の位置を前周期の位置と比べると、コロナホールは少し右側へ前進している様です。 前周期(右)の写真では、コロナホールは、東側の半分程度にしか届いていませんが、 現在(左)の写真では、もうすぐ太陽の中心線に達するくらいに見えています。 現在の位置から考えると、コロナホールは明日には太陽の中心線に達しそうです。 高速太陽風はその3日後くらいにやって来ますから、 合わせて考えると、今周期の高速風は少し早まって、9月4日くらいにやって来るかもしれません。 前周期と比較すると、1日半程度早まる可能性があります。 位置が変わっていることから、広がりにも変化が見られそうです。 これから、コロナホールの全体が見えてくるのを待ちましょう。 太陽は無黒点が続いていて、非常に静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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