宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 8/29 07:26 更新 320kmk/秒の低速太陽風が続いています。SOHOで次のコロナホールが見えて来ました。 担当 篠原 SOHO EIT195の太陽コロナ写真に、次のコロナホールの姿が見えて来ました。 2枚の写真の、左が現在、右が27日前です。 太陽の東端(左端)に、うっすらとコロナホールが見えています。 まだ、目を凝らさないといけませんが、 コロナホールの位置は、27日前とそれほど変わらない様です。 このコロナホールによる高速風は、9月5日くらいから始まると予想しています。 もう2日ほどすれば、コロナホールの様子がよく分かる様になるので、 改めて予想をしてみましょう。 太陽風は、速度が320km/秒と、安定した低速の状態が続いています。 27日周期の図の速度のグラフ(緑色線)を見てください。 グラフの下の端に、ずっとへばりついたようになっています。 この低速ぶりは、前周期よりも強まっています(上のグラフと比べてください)。 磁気圏も非常に静穏です。 AE指数は、ほとんどまっすぐになっています。 この穏やかな状態は、次の高速風が始まる9月5日頃まで続くでしょう。 太陽は無黒点のままです。 こちらも非常に穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|