宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (19:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/22 --- ---
8/21 --- ---
8/20 --- ---

黒点  8/22 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
19:30 372 -1.9
-2 h 376 -0.3
-4 h 374 +0.7
-6 h 377 -1.5
-8 h 383 +1.0
-10 h 374 +0.0
-12 h 403 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
18:59 -9 3/ 12
-2 h -8 -6/ 8
-4 h -9 -11/ 7
-6 h -8 -8/ 4
-8 h -9 -8/ 4
-10 h -10 -1/ 15
-12 h -10 5/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
8/22 0.8 5x10^3
8/21 0.7 8x10^3
8/20 0.5 7x10^3
8/19 0.5 4x10^3
8/18 0.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/17 10:42 340km/秒の低速太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。
2008/ 8/18 08:55 穏やかな太陽風が続いています(380km/秒)。高速風の始まりはまだです。
2008/ 8/19 09:06 高速の太陽風がやって来ました。速度は600km/秒に上がり、磁気圏活動も強まっています。
2008/ 8/20 09:06 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。
2008/ 8/21 08:52 高速の太陽風は終わりに近づき(440km/秒)、磁気圏も穏やかになっています。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2008/ 8/22 19:35 更新
太陽風は穏やかで(380km/秒)、磁気圏も静穏です。太陽に新しい黒点が出現した様です。

担当 篠原

今日は所用で更新の時間が取れず、夜になってしまいました。
申し訳ありません。

太陽に新しい黒点が出現したそうです(SpaceWeather.com)。
SOHOの可視光・磁場写真が昨日のままのため、確認ができないのですが、
EIT195の太陽コロナで、明るく光る領域が太陽の東側に見えていますから、
ここに出現したのではないでしょうか。

7月21日に黒点が見えなくなって以来、一ヶ月ぶりの出現です。


太陽風は、速度が380km/秒へ下がっています。
太陽風は穏やかな状態で、このため、磁気圏もとても静穏です。
AE指数にはほとんど変化が見られません。

穏やかな風は、これから2週間に渡って続くと思われます。
SOHO EIT195の更新が再開されていますが、コロナホールの姿はなく、
当分穏やかな状態が続きそうです。


放射線帯高エネルギー電子は、ゆっくりとレベルを下げています。
数千の値があり、やや高めではあります。



SOHO EIT195カメラによる、22日19時半(世界時22日10時半)の太陽。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。