宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 --- ---
8/20 --- ---
8/19 --- ---

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:45 442 +1.0
-2 h 447 +0.9
-4 h 453 +1.1
-6 h 469 +1.0
-8 h 468 +0.4
-10 h 472 +0.7
-12 h 486 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -11 5/ 3
-2 h -11 2/ 3
-4 h -12 5/ 6
-6 h -13 8/ 3
-8 h -13 7/ 5
-10 h -14 4/ 3
-12 h -13 8/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
8/21 0.4 8x10^3
8/20 0.5 7x10^3
8/19 0.5 4x10^3
8/18 0.8 3x10^2
8/17 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/16 11:27 太陽風は低速になり(350km/秒)、磁気圏はとても穏やかです。
2008/ 8/17 10:42 340km/秒の低速太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。
2008/ 8/18 08:55 穏やかな太陽風が続いています(380km/秒)。高速風の始まりはまだです。
2008/ 8/19 09:06 高速の太陽風がやって来ました。速度は600km/秒に上がり、磁気圏活動も強まっています。
2008/ 8/20 09:06 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。
最新のニュース

2008/ 8/21 08:52 更新
高速の太陽風は終わりに近づき(440km/秒)、磁気圏も穏やかになっています。太陽は無黒点が続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は低下を続け、440km/秒まで下がりました。
太陽風は、通常の速度に戻りつつあります。

磁気圏の活動も、一段とおとなしくなっています。
AE指数では、前半に300nTの小規模活動が見られていますが、
後半は変化がとても小さくなっています。

シベリアの磁場データを見ると、
この3日間、日毎に活動が小さくなっていた様子がよく分かります。


高速風が終わり、これから長い静穏な日が続きます。
昨日も書きましたが、27日周期の予想では、次の乱れは9月5日頃になりそうです。

STEREOの太陽コロナを見てください。
コロナホールの暗い領域は見られず、今周期も穏やかな太陽風が続きそうです。


放射線帯高エネルギー電子は、若干強まりましたが、
10,000の警戒レベルには達しませんでした。
高速風も終わり、高エネルギー電子の増加もここまでではないでしょうか。

太陽は今日も無黒点の様です。
SOHOの太陽黒点の写真は、更新がないのですが、
磁場写真を見ると、黒点を伴う様な磁場の強い領域は見られません。

STEREOでも、明るく光る活動領域は見られず、無黒点はまだ続きそうです。




STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。21日6時(世界時20日21時)。
(c) NASA


SOHOによる太陽の磁場写真。磁場の強まりはなく、穏やかな太陽です。21日1時(世界時20日16時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。