宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 8/17 10:42 更新 340km/秒の低速太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。 担当 篠原 速度320〜360km/秒の低速太陽風が続いています(ACEの図の黄色線)。 速度は、低いままで安定していますが、 プラズマの密度(橙色線)と磁場強度(白線)には、変化が見えています。 密度は、数個/cm^3から、10-20個/cm^3に増え、 磁場強度は、掲載の図の直前までは2nTだったのが、5nTに増え、 更に5-10nTへと強まっています。 磁場強度の変化は、27日周期の図を見ると分かりやすいでしょう。 強まり方は、前周期の7月21日の様子と似ています。 回帰としては、1日変化が早まっています。 そして、前周期同様に、続いて高速風がやってくるでしょう。 現在の磁気圏活動は、概ね静穏です。 磁場強度の強まりを受け、AE指数のグラフの最後に小規模の変動が見えています。 まだ、速度が遅いので、大きな活動には繋がりません。 今後、更に磁場強度が強まり、速度も上がって来ると、 磁気圏は活動的になるでしょう。 今日か明日には高速風が始まると思われます。 前周期を参考にすると、最高速度は600km/秒台。 高速風は3〜4日程度続く可能性があります。 太陽は無黒点が続いているようです(掲載の写真は15日のままです)。 STEREOの写真でも、黒点が現れそうな気配はなく、 現在の極小期における無黒点連続記録は、このまま更新されそうです。 放射線帯高エネルギー電子は、 磁気圏の小さな乱れの影響で、数を減らしています。 次の高速風の到来以降、注目してください。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。17日10時(世界時17日1時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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