宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 8/20 09:06 更新 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。 担当 篠原 昨日のニュースのすぐ後から、太陽風の速度は低下を始めました。 半日ほどで550km/秒を割り、現在は500km/秒近くまで下がっています。 27日周期の図で、前周期の変化と比較してください。 600km/秒台の継続時間がだいぶ短くなり、高速風の山は小ぶりになっています。 太陽風の速度は、引き続きゆっくりと低下し、 今日いっぱいで高速風は終わるかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動は、 AE指数で400nT前後の小規模活動ですが、ほとんど連続して発生していました。 昨日から続いていますが、 太陽風の磁場が比較的南寄りの傾向を持っているためでしょう。 しかし、速度が下がって来ていますので、 今後の活動は規模が次第に小さくなっていきます。 今日いっぱいくらいで高速風領域を抜けると、静穏な日がしばらく続きます。 次にやって来る高速風は、9月5日くらいになりそうです。 16日も先ですから、太陽が半周以上することになります。 今日のSTEREOの写真には、コロナホールの姿は見られません。 ですので、これから10日間程度穏やかな太陽風が続くことは確かでしょう。 その後のことは、これから太陽が回転して、 新しいコロナホールが出現していないことを確認する必要があります。 放射線帯高エネルギー電子は、増加が続き、10,000にだいぶ近づいています。 しかし、高速風が終わりつつあるので、今回の増加は、 明日、10,000に達しているかどうかという程度ではないかと思われます。 もうしばらく注意してください。 太陽は、今日も黒点は見られず、30日に渡って無黒点となっています。 SOHOの可視光写真がないので、磁場の写真を掲載します。 黒点に特徴的な、磁場の強い領域は見られません。 太陽は27日くらいで自転していますから、 ぐるっとひとまわり黒点が消えていたことになります (もちろん、地球の反対側で発生していた可能性はあります)。 23期から24期に移り変わる極小期の底を、 ちょうど今、迎えているのではないでしょうか。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。20日6時(世界時19日21時)。 (c) NASA SOHOによる太陽の磁場写真。黒点にともなう磁場の強まりが見られません。20日1時(世界時19日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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