宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 8/11 09:10 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏のオーロラ活動も続いています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日以降、620km/秒とほぼ安定した高速状態が続いています。 一方、磁場強度は、5nTと通常の強度に下がりました。 地球は、高速風領域の中盤に入っています。 磁気圏のオーロラ活動は、AE指数のグラフを見ると、 前半は500-800nTの中規模活動が、後半は200-400nTの小規模活動が発生しています。 活動の規模が小さくなったのは、太陽風の磁場強度が下がったことと関係しています。 磁場の南北成分の振れ幅が小さくなり、大きな南向きが現れなくなったためです。 高速太陽風は、今日いっぱいくらいで600km/秒を割り、 次第に低下に向かうのではないでしょうか。 前周期と比較すると、高速風の始まりは1日程度遅くなりましたが、 後半の経過は、前周期とそれほど変わらないのではないかと思われます。 どうなるか注目してください。 今日もSTEREOの太陽コロナ写真を掲載しています。 太陽の中心と東側(左側)に、縦に細長いコロナホールが2つ見えています。 前周期は、東側に見えるコロナホールの影響があり、 27日周期の図の7月22日以降の高速風をもたらしました。 こちらは、8月18日頃に回帰すると予想されます。 一方、中央に見えるコロナホールは、前周期も姿ははっきり見えていたのですが、 太陽風への影響は見られませんでした。 今周期も何もないのか、高速風が来るのか、8月15日頃をめどに注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、増加していますが、大きな変化ではありません。 1000に達した程度です。 もう一段上昇する可能性があるので、引き続き注意してください。 太陽は無黒点で、静穏です。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。11日6時(世界時10日21時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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