宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 8 --- ---
8/ 7 --- ---
8/ 6 --- ---

黒点  8/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:10 358 +2.8
-2 h 362 -1.2
-4 h 365 -0.6
-6 h 355 -0.5
-8 h 362 -0.1
-10 h 348 +1.3
-12 h 348 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -9 13/ 7
-2 h -7 8/ 2
-4 h -8 8/ 3
-6 h -8 11/ 5
-8 h -8 11/ 4
-10 h -7 12/ 3
-12 h -7 14/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
8/ 8 0.7 3x10^2
8/ 7 0.5 4x10^2
8/ 6 0.9 6x10^2
8/ 5 0.7 5x10^2
8/ 4 0.6 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 7/24 10:55 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏活動も活発です。LASCO C3で、プレセペが見えています。
2008/ 7/25 09:22 太陽風の速度は、470km/秒に下がっています、高速風は終わりに近づいています。
2008/ 7/26 10:22 太陽風は通常の速度に戻りました。磁気圏活動も穏やかです。太陽は、無黒点が続いています。
2008/ 7/27 09:52 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。10日間ほど穏やかな状態が続きそうです。
2008/ 8/ 7 08:29 低速の穏やかな太陽風が続いています。これから、高速太陽風が始まりそうです。
最新のニュース

2008/ 8/ 8 08:18 更新
低速の太陽風が続いています(360km/秒)。高速太陽風の到来が近づいています。

担当 篠原

沖縄の磁場データが回復しました。
情報BOXの表示が、全て揃う様になりました。


速度360km/秒の低速太陽風が続いています。
磁場強度も5nTで安定しており、まだ変化はありません。
密度(橙色線)だけは、1個/cm^3から10個/cm^3近くへ増加しており、
この変化が高速風の前触れである可能性はあります。

27日周期の図を参考にすると、
昨夜くらいから、磁場強度も強まりそうだったのですが、
今周期は、やや遅れている様です。

太陽風が穏やかですので、磁気圏もとても静かです。
AE指数には、全く変化が見られません。
シベリアの磁場データも、3日間を通して、
ほとんどまっすぐな線になっています。


SOHO EIT195のコロナホールは、着実に太陽の西側へ移動しています。
既に、地球へ向かって高速風は飛び出しており、
それがいつ到来するかというだけです。
今日のうちには、変化が始まるのではないでしょうか。

前周期は、高速風は6日間続き、速度は700km/秒くらいまで上昇しました。
今回も、同程度の乱れがやってくるでしょう。
太陽風磁場の乱れは、高速風の前半に起こります。
その影響で、磁気圏の乱れも、高速風の前半で強まる傾向があります。


太陽は、今日も無黒点です。
X線のグラフは、全く変化が見られません。

放射線帯高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。
高速風の到来以降、変化に注意してください。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

8/ 7 22:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。