宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 8/10 11:40 更新 高速太陽風がやって来ました。速度は600km/秒台に上がり、オーロラ活動も強まっています。 担当 篠原 昨日のニュースから、更に半日ほど経って高速太陽風が始まりました。 9日20時(世界時9日11時)頃に500km/秒を超え、 その後、600km/秒台に上昇して半日ほどその状態が続いています。 27日周期の図で前周期と比較すると、本格的な速度上昇は1日半近く遅れています。 磁場強度は、20nTまで強まっていましたが、 速度が上がるとともに弱まり、現在は5〜10nTの範囲で推移しています。 下がってはいますが、まだ強まった状態が続いています。 速度が600km/秒台に上がるとともに、磁気圏のオーロラ活動が強まっています。 AE指数で、800nTの中規模活動が連続的に起こっています。 シベリア磁場データでも、昨日になって、活動が強まった様子がよく分かります。 磁場強度がある程度強いので、南向き磁場も強まりやすい状況にあるためでしょう。 速度が高いことと重なって、 まとまったエネルギーが磁気圏に流れ込んでいると考えられます。 高速太陽風は、更に3〜4日程度続くと予想されます。 磁場強度が高まっている間は、オーロラ活動も活発に続くでしょう。 やがて、磁場強度は弱まります。 すると、オーロラ活動も規模が弱まって行くでしょう。 今日は、STEREOの太陽コロナ写真を掲載しています。 2日ほど先の太陽を見ていると考えてください。 現在の高速風をもたらしているコロナホールは、西の端(右端)に去りつつあります。 太陽の中心と東側(左側)には、次のコロナホールが見えています。 これらの領域については、SOHOで見えて来た頃に検討します。 太陽は無黒点が続いています。 たいへん静穏です。 放射線帯高エネルギー電子は、現在は下がった状態が続いています。 今後、増加する可能性がありますので、注意してください。 STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。10日6時(世界時9日21時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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