宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/24 10:55 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏活動も活発です。LASCO C3で、プレセペが見えています。 担当 篠原 SOHO衛星LACSO C3カメラの視野に、水星とプレセペ星団が見えて来ました。 水星は、これから視野を左へ横切って行きます。 一方、プレセぺ星団は、視野を右へ動いて行きます。 プレセペ星団は、5月のすばると同様、 毎年この時期にLASCOの視野を横切っていきます。 個人的には、風物詩として楽しみにしています。 プレセぺ星団の周囲に見える四角形は、かに座の中心、甲羅の部分です。 これからしばらく、宇宙望遠鏡で星座観望をお楽しみください。 太陽風は、600km/秒台の高速状態が続いています。 600km/秒から650km/秒の間で推移していて、かなり高めの速度を保っています。 一方、磁場強度は、6nTからゆっくりと4nTへと下がっています。 強度が下がって来たことから、高速風領域はピークを迎えていると考えられます。 今後は、太陽風の勢いは次第に弱まって行くでしょう。 磁気圏のオーロラ活動は、急に活発化しています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模活動が一日中続いていて、なかなかにぎやかです。 シベリアの磁場データも、昨日の変化(右側3分の1)は、2日前の変化(図のまん中)よりも、 一段変化の幅が大きくなっています。 太陽風の速度が高く、-5nTの南向き磁場が頻発したことが影響しているのでしょう。 ただし、太陽風の磁場強度がゆっくりと下がっていますので、 今後の磁気圏活動は、次第に規模が小さくなって行くと思われます。 発生源のコロナホールの規模が小さかったことと、前周期の様子を勘案すると、 高速風は、これから後半に入って行くと思われます。 600km/秒台にあるもの今日までではないでしょうか。 そして、明日以降、速度は低下に向かうと予想されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加していますが、変化の幅はそれほど大きくありません。 高速風が続いているので、もうしばらく注視してください。 太陽は無黒点です。 たいへん静穏な状態が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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