宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/22 08:55 更新 セクター境界を越え、太陽風の速度が380km/秒に上がりました。これから高速風が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度が少し上がって、380km/秒に上昇しています。 ACEの図では、ずいぶん上がった様に見えますが、変化としてはそれほどでもなく、 低速風から通常の速度レベルに戻った程度です。 磁場強度も、わずかですが、5nTに上がっています。 27日周期の図を見てください。 セクターが、TからAへ切り替わっています。 この変化にともなう、速度の上昇だったと思われます。 前周期の6月25日にも、セクターの切り替わりで、 速度の上昇と磁場強度の強まりが起こっています(到来が1日早まっています)。 この時は、それから1日ほど経って、本格的な高速風がやって来ました(6月26日)。 今周期も、これから高速風がやって来ると予想しています。 コロナホールは、既に太陽の西側半分の位置まで移動しています。 この後の、ACEデータに注目してください。 太陽風の変動により、磁気圏活動が発生しています。 AE指数の中ほどで、300nTから700nTの小中規模のオーロラ活動が発生しています。 この時間帯、太陽風の磁場がずっと-5nTの南向きになっていました。 この影響だと思われます。 現在は、南向きが終わり、磁気圏は静かになっています。 この磁気圏の乱れにより、放射線帯の高エネルギー電子は減少しています。 警戒レベルを割り、1000くらいまで下がっています。 次の高速風が始まるまでは、低いレベルが続きます。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 太陽写真に1000の番号は残っていますが、黒点は消えています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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