宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/23 09:02 更新 高速太陽風が到来しました。速度は600km/秒に上がっていますが、磁気圏はそれほど乱れていません。 担当 篠原 コロナホールによる高速の太陽風がやって来ました。 昨夜、22日21時(世界時22日12時)から、 太陽風の速度は、500km/秒、600km/秒と、2段階で上昇しています。 現在も、600km/秒を前後しながら、高速状態が続いています。 速度の上昇に先立って、太陽風の磁場強度は10nTまで強まりました。 速度が上がった現在も、磁場強度は弱まっていません。 5〜10nTの間で変化しています。 このことから、高速風は引き続き600km/秒台を保ちそうです。 太陽風の速度は上がりましたが、磁気圏活動はあまり強まっていません。 AE指数で300nTの小規模変動が、連続して発生している程度です。 ACEの図を見ると、-5nTくらいの南向き磁場が現れているのですが、 それほどの活動にはつながっていません。 27日周期の図を見ると、高速太陽風は、前周期より半日ほど早まっています。 高速風は、これから2〜3日程度続くのではないでしょうか。 前周期は、その後も500km/秒の太陽風が2日ほど続きました。 今回も同様に後に残るのかどうか、注目しています。 その後は、10日くらいにわたって、静穏な状態が続きます。 SOHO EIT195の写真でも、太陽の東半分(左側)には、 次のコロナホールは見られません。 放射線帯高エネルギー電子は、 太陽風の乱れが始まって、ややレベルを下げています。 この後増加に転じる可能性がありますので、今後の変化に注目してください。 太陽は無黒点です。 また無黒点の日が長く続くのでしょうか。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日8時半(世界時22日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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