宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/19 10:24 更新 久しぶりに黒点が出現しました。太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽の南東(左下)寄りに、小さな黒点が出現しました。 NOAAの群番号でちょうど1000番の黒点群です。 ただし、この群番号は、2002年6月に10000に達していて、 以降、10000を省略した数字を記すことが多くなっています。 ですので、今回の黒点群も、正確な番号は11000番です。 1枚めに掲載している、SOHOの可視光写真を見てください。 点がひとつだけの、とても小さな黒点群です。 分かりにくいでしょうから、2枚目の磁場写真も見てください。 こちらを見ると、[白 黒]とならんだ、磁場の強まりがはっきり分かります。 磁場の極性は、これまでの活動周期、第23期の性質です。 出現した場所も、南半球の低緯度(-10度ほど)で、 前の周期に属する黒点群と考えられます。 黒点の出現は6月22日以来です。 無黒点の日は25日間にわたって続きました。 太陽風は、どんどん速度が下がっています。 一気に340km/秒まで下がり、低速の太陽風に変わっています。 磁場強度も3nTを前後する程度で、穏やかな状態です。 SOHO EIT195に見えていた、細長いコロナホールの影響は、 今のところ、全く見られません。 このまま静かに過ぎて行くのか、これから多少の乱れがやってくるのか、 もうしばらく注目してください。 速度は下がっていますが、ACEの図の前半で、 磁場南北成分が、振幅は小さいもののずっと南向きになっていました。 このため、AE指数で300nTほどの小規模変動が発生しています。 南向きが終わった後半は、AE指数も静穏に変わっています。 SOHO EIT195では、次のコロナホールが太陽の中心に達しています。 これから3日間のカウントダウンです。 22日くらいから次の太陽風の乱れが始まるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、ぎりぎりで警戒レベルを保っています。 減少はゆっくりです。 警戒状態はもうしばらく続きます。 SOHOによる太陽の可視光写真。太陽の南東(左下)寄りに、黒点が現れています。18日23時半(世界時18日14時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。黒点のある場所に磁場の強まりが見えます。19日0時(世界時18日15時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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