宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/17 09:11 更新 太陽風の速度は、500km/秒近くまで下がって来ました。小規模の磁気圏が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと下がっています。 昨日は550-600km/秒程度でしたが、現在は520km/秒に下がっています。 磁場強度は、3nTに弱まったままです。 高速太陽風は、終盤の雰囲気です。 磁気圏では、小規模のオーロラ活動が断続的に発生しています。 AE指数で、300nTほどの変動が、数時間おきに起こっています。 シベリア磁場データを見ると、3日前は変動幅が大きかったのですが、 後の2日間は変化が小さくなっています。 高速風の弱まりとともに、磁気圏が次第に穏やかになっている様子が分かります。 さて、今後の展開ですが、 27日周期の図を見ると、前周期の6月20日に、小さな高速風の山が来ています。 この回帰があるとすると、今日になります。 一方、SOHO EIT195では、太陽の中心やや南(下)に、細長いコロナホールが見えています。 このコロナホールの位置は、太陽の中心線をやや過ぎた程度で、 地球への影響開始位置までは、もう2日ほどかかりそうです。 このコロナホールは、前周期には見られず、太陽が1回転する間に現れたものです。 この2つの状況から、太陽風の速度が、 もう一度盛り上がる可能性があると考えているのですが、 それは、今日になるのでしょうか、もう少し遅れるのでしょうか、注目してください。 SOHO EIT195には、東側(左側)に、次のコロナホールが見えています。 こちらは、6日後くらいから地球に影響を及ぼすでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000の警戒レベルを保っています。 引き続き注意が必要です。 太陽は無黒点の状態が続いています。 6月23日以降、24日間にわたって黒点がありません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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