宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/14 09:14 更新 高速太陽風は、速度が700km/秒に上がっています。磁気圏活動も続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、もう一段上昇して、700km/秒に達しています。 かなり高い速度に上がり、前周期と同程度の高速風になっています。 27日周期の図を見てください。 速度が2段階で増加した様子も、前回とよく似ています。 一方、太陽風磁場は4nTから3nTへ、若干の弱まりを見せています。 SOHO EIT195では、 コロナホールは、地球への見かけの影響位置(右側半分のあたり)を通過中です。 このことから、高速太陽風は最高速の領域に入っていると思われます。 前周期の変化と同様、今日一日は700km/秒のたいへん高い速度が続き、 明日からは次第に下がっていくのではないかと思われます。 速度がかなり上がっているため、磁気圏の活動も頻繁に発生しています。 AE指数では、500-700nTくらいの中規模活動が数時間おきに観測されています。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、振幅は+3〜-3nTと大きくはありませんが、 頻繁に南北に振れています。 この影響で、中規模の変化が連続して起きていたのだと思われます。 今後、太陽風の磁場強度が弱まって行くと思われます。 すると、磁気圏の活動も規模は次第に小さくなっていきます。 そして、太陽風の速度が下がり始めると、磁気圏は静穏になっていくでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく増加し、 警戒レベルの10,000に近づいています。 明日、もう一段上昇して、10,000を超える可能性があります。 引き続き、変化に注目してください。 太陽は無黒点で、とても静かです。 STEREOで先回りをしても、黒点が現れる様子は見られません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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