宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/15 09:20 更新 太陽風は、700km/秒近い高速状態が続いています。これから、ゆっくりと低下に向かうでしょう。 担当 篠原 650-700km/秒の高速太陽風が続いています。 前周期同様、このあたりが速度の一番高い領域になっている様です。 磁場強度は、大きな変化ではありませんが、3nTくらいに弱まってきました。 このため、高速風は後半へと入って行くでしょう。 磁気圏の活動は、小規模の活動が断続的に発生しています。 速度は高いものの、磁場強度が弱まり、南向き磁場が小さくなっているため、 磁気圏活動は小規模にとどまっているのでしょう。 SOHO EIT195を見ると、高速風をもたらしているコロナホールは、 どんどん太陽の西端へと移動しています。 コロナホールの後半(左側)は、南北へ分かれて伸びています。 分布としては、前周期(右の写真)と似ており、 今後の高速風も同様の変化をしそうです。 27日周期の図を参考にすると、高速風は今日から明日にかけて低下し、 明後日、少し盛り上がって、またすぐに下がるというような変化が見込まれます。 SOHO EIT195では、太陽の中心から東側にかけて、細いコロナホールが見えています。 明後日に見込まれる速度の小さな山は、このコロナホールと関係すると思われますが、 前周期と比べると、コロナホールの存在がはっきりとしています。 小さな速度の山は、前回よりもいくらか高まるかもしれません。 また、前周期のEIT195では、東端(左端)に明るい領域が見えています。 ここには、999黒点群がありました。 この群以来、太陽には黒点は現れていません。 約1回転分、無黒点が続いていることになります。 現在は明るい領域は見られませんから、無黒点はまだ続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子が増えて来ました。 10,000の警戒レベルに達しています。 衛星の運用などでは、注意が必要な状態です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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